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中国茶アーティスト 森 一華が主宰する[鎌倉中国茶倶楽部 一華]は湘南モノレール西鎌倉駅から徒歩8分。中国茶教室・茶会・イベント情報などを随時アップします。


by yonaha510
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和菓子と中国茶

和菓子と中国茶_a0141123_15455511.jpg
明後日4月6日と7日。
新しい企画『和菓子づくりと中国茶』が始まります。

以前から私の茶会では、茶請けに和菓子を使うことが多かったのですが
時折、イベントのお客様から「中国茶に和菓子なんですね」と
言われることもあります。

ご当地中国では、実は茶菓子はあまり重要視されてきませんでした。
お茶をいただく時、一般的にはドライフルーツやナッツ、
シンプルで素朴な茶梅や餅菓子などを食します。
それは中国には、あまりに美味しい茶葉が、あまりに種類豊富に存在し、
しかも、その美味しいお茶が一煎ごとに香りや味わいに変化が生じることを楽しむのですから
その間にお菓子を口に入れてしまうとお茶の味がわからなくなってしまう、
ということにも起因すると思います。

さらに言えば、中国のお菓子そのものは美味ですが、
日本の和菓子のような繊細さや芸術性までも持ちうるという域には達していなかった。
そんな状況で、現在、中国のお茶愛好家のあいだでは「和菓子」に注目が集まり、
日本の職人さんを招いてワークショップなども行われています。

「he guozi フーグオズ」
中国では和菓子の漢字をそのまま中国語読みして使われています。

今週の新しいイベントでは、日本を代表する和菓子店『虎屋』で長年職人として腕をふるわれ
退職後も国内外で和菓子文化を広める活動を続けられる伊藤郁氏を講師にお迎えして
和菓子づくりを教えていただきます。
つくり終えた2種類の和菓子に合う中国茶を一華が選び、
一煎目はお茶の香りを、二煎目はお茶の香りと味わいのバランスを、三煎目で和菓子を口に含み
お茶との相性をゆっくりと感じていただきます。
茶葉の味わいを追究するためのテイスティングには無論お菓子はNGですが、
茶を楽しむ席では日本ならではの和菓子文化も楽しみたい。
和の微細な味覚と個性的な大陸の茶。
ふたつの国の文化が溶け合います。
# by yonaha510 | 2018-04-04 15:47 | イベント情報

10月の一華茶会

10月の一華茶会_a0141123_18552210.jpg

10月なのに、気温は12月並みに冷え込んでいます。
もう何年も風邪をひいたことがない私は、その理由が中国茶を飲んでいるからだと自覚してから
茶の力をいっそう強く感じるようになりました。
冷えやすかったカラダが茶で改善され
常に喉を潤して乾燥を防いでいることで、
菌の侵入を防いだり、免疫力を高めていてくれるのでは、と思います。

今月の一華茶会は、19日(木)と28日(土)。
『呦呦 (you you) 茶会』と題して、個性派の茶葉5種を用意して
自宅サロンならではのゆったりとした雰囲気で
上等な茶時間をお愉しみいただきます。
会費は5,500円。
午後2時から4時としておりますが、カラダが温まり気持ちが解れ
茶酔いの境地を彷徨うことになると、毎回のようにお開きの時刻は押してしまいがちです。

お問い合わせ、ご参加申し込みはお気軽にどうぞ。







# by yonaha510 | 2017-10-16 18:58 | 茶会コース

三渓園にご縁を感じて

三渓園にご縁を感じて_a0141123_14025494.jpg
10月6日(金)と7日(土)の二日間
一華の中国茶會を横浜の三渓園で開催させていただきます。

これまでにも、何度か三渓園を訪れていたのですが、
広大な敷地に日本建築の宝とも言うべき建築物が多く保持されている
この場所に特別の思いを抱くことはありませんでした。

今回、バティックの美しい作品を扱うBin houseさんからお声をかけていただき
多くのファンをもつ日本の手仕事展のイベントブースでの参加となり、
あらためて三渓園についての資料を手に取りました。

生糸問屋を妻の祖父である原善三郎から引き継ぎ、輸出貿易を拡げ
経済人として名を馳せた原三渓は、岐阜県岐阜市の出身。
同郷の人でした。
母方の祖母は南画家であり、幼少期から漢詩、漢文,絵に触れ
さらに京都で経学、詩文を修めた後、大隈重信のもとで政治、法律を学びます。
跡見女学校で漢学と歴史の助教師となったことで
教え子であった妻の屋寿(善三郎の孫)と結婚します。

その後は、生糸貿易業以外にも成功を収め、一流の実業家として
横浜、しいては日本の近代資本主義を牽引しました。
自ら書画を嗜む三渓は日本を代表する芸術家たちを支援し、一方で書画骨董を蒐集。
善三郎から購入した土地を買い足して造営された三渓園には
原家の家屋だけでなく、日本各地から由緒ある建築物が移築されました。

年表を追って原三渓の人生を振り返ると
その輝かしい足跡のすき間を縫うように『茶事を催す』の項がぎっしりと並びます。

茶文化を愛した原三渓の暮らした場所で、
中国茶席をもてることに、深い感慨を覚えます。
そして、郷里の誇る経済人・文化人である原三渓におこがましくもご縁を感じ、
今回のイベントを心から感謝して行いたいと思います。

《10月7日(土)奏茶ライブvol.5 薩摩琵琶と中国茶の響演》

美しい一流の日本の手仕事の数々が一堂に会する横浜・三渓園での
『手仕事に遊ぶ錦秋』展。
開催を心待ちにしていらっしゃる方も多い人気の展示です。
今秋は中国茶アーティスト一華も仲間に加えていただき、
中国茶席と奏茶ライブを行います。
予約制ですので、ご参加ご希望の方は
ご希望の時間帯を明記の上、下記メールまでお問い合わせください。
パンフレット(入園割引付き)をお送りいたします。


◉7日(土) 奏茶ライブ vol.5 薩摩琵琶と中国茶の響演
 
 中国にルーツをもつ琵琶の音色が芳しい中国茶と出逢い、茶葉の
 物語を奏で始めます。いま注目の薩摩琵琶奏者 榎本百香氏の
 琵琶の響きと艶やかな声の魅力が、一華の茶淹れにどのような変化を
 もたらすのか。
 
 日本ではなかなか口にすることのできない極上の中国茶を味わいながら
 薩摩琵琶のライブをゆっくりとお愉しみください。
 原三渓の美意識が広大な敷地に表現された三渓園。茶人でなくとも
 一見の価値有り。秋の景観はまた格別です。
 

場所:横浜 三渓園・鶴翔閣内
   〒231-0824 横浜市中区本牧三之谷58-1
TEL/ 045-621-0634

第1部:11:00~12:30
第2部:14:00~15:30

参加費:5800円

お申し込み先:中国茶アーティスト 森 一華hitohana
yonaha510@yahoo.co.jp
    
鎌倉中国茶俱楽部 一華
https://www.facebook.com/yoshiko.mori.982

# by yonaha510 | 2017-09-26 14:09 | イベント情報
8月の『彩蝶茶会』ご案内_a0141123_17505793.jpg

イベントが続き、慌ただしく過ごした7月を終えて
少しひと息付く時間が持てました。
8月は蝉の声とともに訪れましたが、
鎌倉は意外にしのぎやすい気温が続いています。

毎月開催の一華茶会。
8月は『彩蝶茶会』をタイトルに開催いたします。
プーアール茶の産地として知られる雲南省・西双版納は亜熱帯に属し、
まれに見る自然の宝庫で、植物王国、動物王国、薬材王国の〈三大王国〉とも称されています。
稀少な美しい蝶が群れになって飛ぶ雲南の地にイマジネーションを飛翔させて
美味しくからだに良い野性茶、古樹茶を中心にお淹れします。
一華茶会では季節の茶請けの他に
毎回ご参加の方が楽しみにしてくださっている一華手製の包子(北京仕込みの肉饅)を
ご用意しています。

陰陽の考えでは夏は陽。からだも陽へと調整する必要があります。
茶の効能を活かして、暑さのなかで冷たいものを取り過ぎて弱った胃をあたため
この夏を乗り切りましょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
FBまたはメールでお申し込みください。

日時/8月17日(木)
   8月26日(土)
   14:00〜16:00

会費/5,500円

会場/鎌倉中国茶俱楽部 一華 hitohana
 *湘南モノレール西鎌倉駅より徒歩8分

申込先/yonaha510@yahoo.co.jpまたはFBで








# by yonaha510 | 2017-08-04 17:59 | 茶会スケジュール
今年5月より定期的なレッスンや茶会を開始し、
あっという間に2ヶ月が過ぎました。
熱心にご参加くださる生徒さん、茶会を楽しみにしてくださるお客様との時間。
毎回がとても貴重な気付きと出逢いをいただいています。

さて、次のクールの茶会コースのスケジュールです。
前期同様に第3木曜と第4土曜の2コースです。

鎌倉中国茶俱楽部 一華は湘南モノレール西鎌倉駅より徒歩8分。
スイカの使えない今や貴重な交通機関モノレール、
西鎌倉駅は大船より4つ目の駅ですが
終点・江ノ島まで足をのばされると、海と美味しいもの、そして龍神様がお迎えくださいます。

《第3木曜コース》
8月17日、9月21日、10月19日

《第4土曜コース》
8月26日、9月23日、10月28日

◉両コースともに14:00〜16:00の開催です。
◉あらかじめコースでお申し込みいただきますと
 1回5000円×3 計15,000円 (1回ごとのご参加は5,500円〜)

一華茶会(3ヶ月コース・月1回)の募集です!_a0141123_05322397.jpg
写真はハノイで暮らした頃、アパートメントの窓から見た街並とワイングラスで飲む南京雨花茶。
ハノイ名物と言えば、蓮茶ですが5月末から6月にかけて
タイ湖の蓮の花のなかに一夜のあいだ緑茶をしのばせて作る生の蓮茶の上品な香りと味わいは
格別です。
また、蓮の葉にはカラダにたまった余分な水分を取り去る効果も。
来年こそふたたび蓮茶の季節にハノイへ、とすでに気持ちは来年に向かっています。

一華の茶会では毎回、テーマにそった漢詩、茶詩を手描きの書でご紹介しながら
茶の背景にある中国の歴史や文化をお話ししながら
季節の美味しいお茶を4〜5種類味わっていただきます。
暑い季節だからこそ、あたたかいお茶で体調を整え、しっかりと水分を補給しながら
リラックスする時間をもちたいですね。
お申し込みはこちらにコメントをいただくか、
FBへのメッセージ、またはyonaha510@yahoo.co.jpまで
ご連絡ください。
お申し込み、お待ちしております。

# by yonaha510 | 2017-07-01 05:48