中国茶アーティスト 森 一華が主宰する[鎌倉中国茶倶楽部 一華]は湘南モノレール西鎌倉駅から徒歩8分。中国茶教室・茶会・イベント情報などを随時アップします。


by yonaha510
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茶と人に出会う旅 in ハノイ / No.6 ベトナムの白茶と緑茶

日本はお盆休みが終わったところですね。

こちらは連日のストームと大雨で
街のあちこちで木が折れたり道が水であふれたりという
状況が見られました。
道路は側溝の排水機能がしっかりとできていないので
どしゃ降りになると、すぐに雨水でプチ洪水状態です。

今朝は雨上がりの空にたっくさんのトンボが飛びかっていました。
我が家は15階に位置しているのですが
こんな高いところまで飛んでくるのですね。
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バインコムは、中に緑豆ペーストが入っていて素朴な美味しさ。このパッケージのNGUYEN NINHが老舗で地元の人の一押し!この店名を真似たコピー商品もたくさんあります。

さて、ハノイに来て機会あるごとにベトナム茶を試していますが、
なんといっても、こちらはベトナムコーヒーが有名で(世界第二の生産国)、
なかなかベトナム産の美味しいお茶が飲める場所に出くわしません。

ベトナムでは苦みの強い緑茶が主流ですが、先日希少な白茶をみつけました!
上の写真はワイルドホワイトティーと名づけられた白茶の茶葉と
ハノイ名物のもち米で作ったお菓子バインコム。
この白茶も以前ご紹介した緑茶同様、ベトナムの北西部の高地で少数民族がつくっています。
中国・福建の白茶と比べると葉は大きくとてもワイルドな個性を放っています。
ごく普通に蓋碗や茶壷(急須)で淹れてしまうと
ベトナムの緑茶同様に苦みが強くなり過ぎて日本人の口に合いません。

いろんな淹れ方を試していますが、苦みをおさえて甘さを引き出すには、
蓋碗に、底の部分をおおうほどの少なめの茶葉を入れ、
その茶葉がひたひたに潤う程度に限りなく優しくお湯をさし、
待つこと約10秒。柔らかい香りを確認し茶葉が微笑んでくれたら
再び、湯を蓋碗の蓋がちょうどおさまる位置まで満たします。
ゆらゆら茶葉を気持ち良さそうに泳がせるように注いだら
あまり時間を置かず、茶海に移します。
すると一煎目は、まーるい甘さが強調され
二煎目には本来の苦みと甘さがバランスよく出てきます。

下の写真は、この方法で古樹の緑茶を淹れているところ。
グラスで湯温を下げて淹れる中国茶独自の淹れ方も向いていますが、
温度が下がるとすぐにだる~い味になってしまうところが難点です。
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さて、暑い国の飲み物といえば椰子の実を割ってそのままストローをさして飲むジュースが
有名ですが、こちらでは、それ以外にcorn cobs juiceも飲まれています。
とうもろこしのヒゲの部分ときび砂糖のきびを細かくカットして煮たもの。
下の写真が現物です。
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先日、ハノイで知る人ぞ知る淡水魚(anabas)を使った料理を出してくれる
食堂に行ったところ、お店の女性が「これを飲んで行け」と
帰り際に出してくれました。このジュースもやはり、からだをクールダウンしてくれるそうです。

最後に、もう一枚、涼しい気分になれるベトナム美人の写真をご紹介。
ハノイの世界遺産タンロン遺跡で見かけたアオザイ(ベトナム女性の民族衣装)を着た女性です。
タンロン城はベトナム初の長期王朝となった李王朝が11世紀にハノイに築いたお城で
19世紀まで栄えました。
まだまだ発掘の途中で、しかもちゃんとした英語の説明等も少ないので
素人目には何がなんだか少しわかりづらいのですが
中国文化が色濃く残る様式は、ベトナムの現在の人々の目には
どんな風に映っているのか、興味深いところです。
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アオザイはチャイナドレスのように、からだにぴったりフィットさせるドレス。チャイナと違うのは裾のスリットが長くあいていて、動くたびに揺れて涼しげ。現在では日本の着物同様、特別な日にしか着ないそうです。
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by yonaha510 | 2012-08-19 19:26 | 茶と人に出会う in Hanoi | Comments(0)