中国茶アーティスト 森 一華が主宰する[鎌倉中国茶倶楽部 一華]は湘南モノレール西鎌倉駅から徒歩8分。中国茶教室・茶会・イベント情報などを随時アップします。


by yonaha510
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ハノイの活気が恋しい!

facebookを始めて以来、ブログとご無沙汰でごめんなさい!
新緑がきれいな日本に戻ってまいりました。

ハノイに暮らした最後の1ヶ月半、お茶に関する旅ができたり
日本人、ベトナム人ともに素敵な方々に巡り会えてとても充実した
濃い時間を過ごすことができました。
やはり帰国時は後ろ髪をグイグイ引かれた感じです。

日本を離れてまったく新しい場所で生活していて
いちばん嬉しく思うのは、あたたかい人の情に触れた時、
ここでは紹介しきれませんが、ハノイでの出会いの数々を駆け足で写真で追ってみます。

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アナバスという魚をトッピングにしたブン(米粉の麺)の汁麺が美味しいお店で。家族経営のほのぼのした雰囲気があったかい。
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バインクオン(米粉クレープのような薄く蒸し焼きした生地で味付けした挽肉を巻く)のお店の重鎮、御年85歳のおばあちゃんは現役バリバリ。奥でお茶等をつくるドリンク担当。
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インドシナ時代を背景にした映画『愛人』で主人公のフランス人の女の子と中国系の男性が情事に使っていたような外観の古い住居。ここは路地全体が市場になっている旧市街の一角で、実際にインドシナ以前からの建物も残っています。
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足しげく通った馴染みのお茶屋さん。ベトナム北部のお茶にこだわった品揃えはハノイでも珍しい。茶通の男性客は女主人(左上)の幼なじみでこの店のスーパーバイザーのような存在。自慢のお茶を淹れてくれました。
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ハノイでなんとか生活できるように、ベトナム語の基礎を教えてくださったフオン先生ファミリー。英語が堪能なチャーミングな女性。何度か夕食に呼んでいただきました。
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いつも支えていただいた日本人の楽しい仲間。この日は田鰻の稚魚を揚げたものをのせたミエン(春雨)の汁麺を食べに行きました。
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カフェを営んでいるけど実は骨董屋が本業かと思うほど、この男性のコレクションはすごい!何度かおじゃまして話し込みました。自宅にも行ってみたかった。
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Hidden Hanoiという素敵なスペースでベトナム料理を習いました。大好きなブンチャーを作ってます。いろんな国から来た人と知り合い、右端のオーストラリアからの女性とはいまでもメールでうれしい交流が続いています。
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こちらは私に料理をはじめ、ハノイ文化のいろいろを教えてくれたアイちゃん。私にとっては大切な妹のような人。彼女のおかげで益々ハノイが好きになりました!80年の歴史を誇る古いカフェで。
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日本茶道を勉強されているお仲間に中国茶とベトナム茶をご紹介する茶会を自宅で開きました。ハノイでも何度かお友達を招き中国茶会を開きましたが、お茶がこうした素敵な人たちの出会いを運んでくれているのを実感します。
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この日の茶会のしつらえは、ベトナム漆のプレイスマットに自筆の王羲之の書を組み合わせてみました。ベトナム漆はモダンなデザインが素敵です。
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以前はデザインの仕事をしていた左端のベトナムマダム。現在はご自宅で外国人に料理を教えています。インテリアの素晴らしさに、納得。
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念願のベトナム緑茶の名産地Thai Nguyenへ。夫の同僚ご夫妻(写真左端)の親戚の茶畑に連れて行っていただきました。ハノイから北へ車で約3時間半。みんなで早速試飲。
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この茶畑ではベトナム在来種と台湾種の2種の茶木が植えられています。ゆっくりと成長する台湾種はおいしい緑茶ができるのだとか。少し苦めがハノイの人たちの好みです。

帰国時には、様々な種類のたくさんのベトナム茶を仕入れてきました。
今度は日本でベトナム茶の魅力を多くの人に伝えていきます。
みなさん、お気軽にサロンに寄ってくださいね。
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# by yonaha510 | 2013-05-18 20:01 | 茶と人に出会う旅 in ハノイ | Comments(0)
春いちばんが吹きました!
やっと寒かった冬とサヨナラできますね。
うれしいニュースとともに
一華の企画茶会『越南下午茶会/Vietnamese Tea Party』の
お知らせをします。

3月20日(水)、21日(木)、22日(金)、23日(土)の4日間
いずれも、14:00PM〜16:00PM
★参加費はおひとり3,500円

ハノイ滞在中に探し求めたベトナムのめずらしいお茶を
ぜひ皆さんといっしょに味わいたくて、
今回のベトナム茶会を企画しました。
ベトナム北部、少数民族が住む山深い村に生える樹齢500年の茶木から採れるsnow tea。
ハノイのタイ湖に咲く蓮花からしか作ることのできない香り高い蓮茶。
そして、フランス統治時代の避暑地サパ近くでできる繊細な緑茶。
変わったところでは、古代王朝フエの王妃が愛した薬膳茶も。
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正直、ハノイに住み始めた頃にはなかなか美味しいお茶にめぐりあえず、
きっとベトナムには日本人の口に合うお茶は作られていないのだろう、
とあきらめかけていました。
しかし、この2月。
旧正月を祝うハノイの街をはじめて体験。
お店には普段は口にしないような上等な品物が売り出されていました。
そこで入手した茶葉と、ハノイで仲良くなったベトナムの友から教えてもらった茶葉と
素朴で健康的なお菓子。

きっと日本ではなかなか巡り会えないお茶だと思います。
今回は入手した茶葉が少なくて4回のみの開催ですが、
ご興味ある方と楽しいひとときを過ごせたらと思います。

お申し込みは、yonaha510@yahoo.co.jp
までご連絡ください。
尚、ふだんは『いつもの一華茶会』と称して
季節のお茶2種類をゆっくり飲み比べていただく
きらくな茶会を開いています(参加費はおひとり2,000円)。
こちらも包子(肉まん)や花巻などの手製の茶請けをご用意しています。
常時受け付けていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
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# by yonaha510 | 2013-03-01 15:42 | ひとはな茶会 | Comments(0)
ハノイは春を越して夏に突入しそうな暖かさ。
気温は25度を超えています。

ついこないだまでダウンを着ていたのに
今日は半そでTシャツでもOK。
例年なら旧正月が過ぎてからやっと暖かくなるといわれているのに、
不思議な天候です。

さて、ハノイに来てちょくちょく足を運ぶnghi tamにあるお茶屋さんで
無類の茶好きのベトナム人男性と出会いました。
茶や紫砂壺の話に夢中になり意気投合して、
その週末にふたたび会う約束をして
彼の秘蔵のお茶を何種類か飲ませてもらいました。
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お茶屋さんの女性経営者(右上)と英語が堪能で通訳をしてくれた女性(真ん中)、
そして茶通の男性と私。


茶好きの彼はマイ紫砂壺を持参して
うれしそうにお茶を淹れてくれましたが、
まず最初に出されたのが写真下のモノ。
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中国人の知り合いから「黄山」の希少なものだといって
もらったというこの植物。
どう見ても茶には思えないのですが。
味も少し漢方薬っぽく、あっさりしているけれど、
お茶とは思えない風味。
たぶんこの男性も、この植物がどんなお茶なのか私に確認したかったのではないかと
思うのですが、私もまったく見当がつきませんでした。

2番目3番目のお茶はベトナム北部ハザンでとれた緑茶。
とくに、現地の知り合いからわけてもらったという生のままのお茶は
とても珍しくて味わいもフレッシュ。
ベトナム茶独特のメントールを思わせる爽快感が冴えていました。
ハザンの産地は少数民族が暮らしているような山の奥地で
なかなか一般の人はそこまで入ってはいけないような場所らしいのです。
そう言われると、とって行ってみたくなるのですが、
現地に知り合いがいないとそう簡単には行けそうになく、残念です。

それにしても、ただただお茶が好きというだけで集まっているこの4人。
好きなものが共通していると、
どこの国の人とでもすんなりと気持ちが通じ合えてしまう気がします。
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# by yonaha510 | 2013-02-02 21:44 | 茶と人に出会う旅 in ハノイ | Comments(0)
ブログとずっとご無沙汰していました。

私はふたたびハノイにいます。

こちらの冬は毎日毎日曇り空。
霧雨も多くて、もやった灰色の世界がひろがっています。
太陽はいったいどこにいったの?と思うほど、
晴れる日はほとんどありません。

気温は15度ほどはあってたいして寒くはないはずなのに
湿度が高いため、体感温度はとても低く感じています。
学校やオフィスも暖房機能が整っていないことが多く
気温が7度以下だと休校になったり、と
夏の暑さがすさまじい土地ならではの冬、という気がします。

地元の人たちもみなダウンを着こんでいますが
足はビーサンのままの人もいて、
短い冬は適当になんとかやり過ごそうという気もちがよく表れています。
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そんな天候なので、私も出かけるのが億劫になりがちですが、
おいしい匂いに誘われて、やはりブンチャーを食べに通ってしまいます。
ブンチャーはハノイ名物の焼き肉だんごと焼き肉入りのつけ麺。
店の前で炭火で肉を焼いて、道行く人たちを誘います。
上の写真はうちの近所のブンチャー屋さん。
ハノイっ子はもちろん、英語なんてまるで通じないけど外国人にも人気のお店です。

ベトナムといえばフォーを思い浮かべる人が多いのですが、
こちらではフォーは朝食、ブンチャーはお昼。
そしてゆっくり家で食べる夕飯にはご飯におかずにスープというパターンが定番のようです。

人気のフォー屋さんは午前中で売り切れ御免となることもあるし
私が通うブンチャー屋さんは3時ぐらいでお片付けの時間という感じです。
下の写真はコムビンザンといわれるハノイの食堂に並ぶおかず。
好きなものを指さして皿に盛ってもらい
たいていはご飯におかず3種類くらいで200円もしないくらいの価格です。
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やっぱり、ハノイは食べ歩きが楽しい。

短い滞在ですが、また少しベトナム料理のレパートリーをふやして
帰ろうかと考えています。
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# by yonaha510 | 2013-01-14 18:32 | 茶と人に出会う旅 in ハノイ | Comments(0)
朝晩過ごしやすくなって少し秋めいてきたかと思ったら
今日はまた夏に逆戻りしたかのような日差しです。
ハノイのお茶事情について少しずつ綴ってきましたが、
こちらの特産の蓮茶についてまだ触れていなかったですね。

蓮茶も何軒かのお茶屋さんで試飲しましたが
なかなか好みのものが見つからず、
堂々巡りのようなカタチで、最初に訪れたお店でやっと蓮茶の美味しさを実感しました!
お茶は淹れ方によって味が変わってしまうとてもデリケートなものですから。
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上の写真の左が、そのお店の蓮茶。
ベトナムの観光ガイドブックには必ず紹介されている有名店がつくっています。
そして、写真右は最近何度も足を運びいろんなお茶を飲ませていただいている店のもの。
どちらもハノイを代表する店の高級茶だけあって甲乙つけがたい味わいがあります。
茶葉を見ただけで違いがわかるでしょうか?

蓮茶のつくり方を簡単にまとめると、6月中旬から8月中旬にかけて咲く蓮の花を、
まだ咲き始めない早朝から摘んで、花の中のおしべの先端部分の葯と小さな花びらを取り出し
茶葉に香りをうつしてゆくというものです。
これが大変な作業で100グラムのお茶をつくるのに100個以上の花が必要です。
香りをうつすために、素焼きの器に茶葉、葯と小さな花びらを何層にも重ね
何十時間かおき、葯と花びらを取り除いたら再び新鮮な葯と花びらを使い
同じ作業を繰り返します。この作業が7~8回。
中国茶の茉莉花(ジャスミン)茶の高級品も同じような作り方がされますが、
やはり美味しいお茶には時間と手間がかかっていることをあらためて実感します。

さて、使われている茶葉ですが、写真左の茶はsnow teaを3年ほど寝かせた葉を使用。
写真右は緑茶を使用。
どちらもベトナム北部のハザン省(ベトナム北部、中国雲南省と接しています)の
大きな古樹から摘み取られたものです。
snow teaは私がこちらでもっとも美味しいと感じたお茶の種類ですが、
私の気に入りのsnow teaはハザンより少し南西に下ったソンラ省でつくられたもので、
年に5キロほどしか作られない希少なものと聞きました。
お茶のカテゴリーがあまり明確でないベトナムですが、snow teaは白茶に近い味がします。

2種類の蓮茶を飲み比べると、1煎目は、
寝かせたsnow teaの方はそこに蓮の花が咲いているかのような
気品のある香りがたちのぼり、かすかな甘みをおびた茶がやさしく口の中にひろがります。
緑茶の方は、乾いた時の印象ほどには香りはたちませんが、
ボデイのある味わいに甘さがしっかりと感じられて味覚が目覚める感じがします。
杯を重ねると、前者は寝かせたsnow teaならではのカドのとれた柔らかさとスモーキーさが
特徴的で、香りはいつまでも続きます。
後者は上質の緑茶ならではのシャープな飲み口が冴えて、香りにはメントールの心地よさが
際立ってきます。
どちらも10煎ほど楽しめます。
日本にも持ち帰りますので、ご興味のある方は一華にいらしてくださいね。

じつは蓮茶にはもうひとつの製法があるのをごぞんじですか。
それは蓮の花が咲き乱れる6月、7月だけのもの。
夜のあいだに蓮のつぼみの中に茶葉をおき、しばっておきます。
早朝、そのつぼみを切り取り、蓮の香をしっかり吸った茶葉を取り出すというシンプルなつくり方。
手の込んだ前述のお茶には及ばないようですが、旬にしか味わえないというのが魅力ですね。
このお茶は生もののようなものですから、一日しか店頭に置きません。
今年はこのお茶を買いそびれましたが、来年は知り合ったお茶屋さんの
おばあちゃんの船にのせてもらい見学したいと思っています。

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そして今回も街の人気B級グルメをご紹介。
ベトナム料理といえばフォー(米を使った麺フォーの汁麺です)。
具材によってさまざまな種類がありますが、
上の写真はフォー・ガー、鶏の汁麺です。
かぎりなくクリアなスープは見た目どおりのすっきりとした美味しさ。
鶏の胸肉もやわらかくて、スープと揚げパンの相性もぴったり。
下の写真はスープをつくっているずん胴鍋です。
近頃は店先のずん胴鍋をのぞいて美味しそうなところに入るようになりました。
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週末の食べ歩きはベトナム暮らしの最高の楽しみ。
下は、別のフォー・ボー(ビーフのフォー)屋さんの店先で大きな鍋の様子を見る店員さん。
このあと、使用された牛骨が鍋からどっさり出されるのを見て
この店のスープの美味しさを納得しました。
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9月30日はこちらの中秋節。中国文化が根付くベトナムではまちのあちこちで
臨時の月餅屋が立ち並びます。ハノイでは今年の売り上げがかんばしくないと
新聞に出ていましたが、やはり時代の流れでしょうか。
おいしいものが他にもたくさんあると、あまり手が伸びなくなるのかもしれませんね。
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# by yonaha510 | 2012-09-22 18:41 | 茶と人に出会う旅 in ハノイ | Comments(0)